うつ病

うつ病予備軍の接し方、5つの心得

pikotsu

ぴこつです。
ぼくは、うつ病予備軍です。

最近の自分の精神状態がちょっと思わしくないな、と思ったので心療内科にも行きました。

その時の記事はこちら↓↓↓↓
うつ病不安で心療内科に行ったら、うつ病を発症しそうになった話

その後、そんなぼくの状況を現在勤務している小さな会社の社長に話をしました。とにかく今は仕事をしようとしても不安などで軽いパニック症状に陥って、まったくもって仕事が手につかない状態なので、正直に「仕事ができません」という事を伝えたかったんです。

でも、その会話はなんとも残念な気分にさせられるものでした。そこで、うつ病予備軍の人に対する接し方で気をつけた方がいいと思うことを実体験を元に記しておきます。

ガンバレと言うな

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あのね、もうすでにガンバってるんですよ。ガンバってガンバって無理してガンバったから壊れかかってるんです。見てる側からはなんともないように見えてたんでしょうね?
そりゃ無理もないですよ。だって、そんな状態になる人たちは自分が落ち込んでいるところを見せないように、見せないようにしているから。

だから他人からすると「昨日まではなんともなかったのにな」って思うわけです。その時にどれだけ苦しんでいたかは、当人にしかわからない事です。それを無視して、「ガンバレ」というのは酷というより、ほとんど拷問です。

そのまま無理に頑張ったとしたら、確実に壊れるでしょう。

頼みごとをするな

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社長に話をしに行った時、最初に言われたのが「会社としてのお願いは、いまの抱えている案件をとにかく無事に着地させてほしい。」
わかってますよ、自分しかその案件を担当していない事、自分しかその案件の内容を把握していない事。進捗状況ですら、ほとんど自分しか知り得ません。それでも、自分の身を守るために、会社に迷惑をかける事も承知で告白しているんです。それなのに「会社としてのお願い」と言われても、はっきり行ってどうすることもできません。それができるのならば、こんな状況になっていない。この話もしていない。

そしてもう一つ、うつ病予備軍の人は、断ることが苦手です。なぜか?
それは、これまでも頼まれた事を断らずにやってきたから。ただでさえ断ることができなかったのに、精神的に弱っている今、断る力があると思いますか?

頼んではいけません。頼まれれば、その人は断れずに壊れてしまうでしょう。

お金の話をするな

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ここにきて、ぼくの会社の社長が心配したのは、会社のお金の話でした。すでにぼくの担当していた案件の進捗は、客先側の問題とぼくの精神的な問題も絡んで遅れてきていました。そのため、工期が伸びて以前から「当初の契約金額からの増額提案」を指示されていたんです。
でも、このお金の話もぼくのうつ症状の原因の一つになっていたと思います。それなのに、社長が口にしたのは「工期が伸びているのだからちゃんとどこかで着地させて、お客さんにも請求したい」という話。

お金は、数字です。数字であるからこそ、明確にその影響が自分に降り注ぎます。
そんな明確な話をされば傷の上塗りを受けたような気分になり、壊れてしまうでしょう。

未来の話をするな

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「もし、ここで会社を辞めたら、その後はどうするの?」

そんなことは今考える余裕なんてありません。今は自分の状態がいつ治るのか、また、その後にどうなって行くのかもわかりません。それにもしそんな未来のことを考えれば、どうせネガティブな事しか思いつきません。むしろ考えてはダメなんです。

未来の話ができるようになるのは、健康になってから。自分の体と心が健康であることが前提の「未来」です。うつ病予備軍の人に安易に未来を語ってはいけません。

未来に明るいイメージを持つことなどできず、壊れてしまうでしょう。

選択を迫るな

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ぼくはこれが一番困りました。質問されたんです。
「今週1週間は休んでいいよ。そうすれば来週からはなんとかできそうかな?」
いや、わかりませんよそんなこと。自分でもいつまでこの状態が続くのか、果たしてこれは治るのかすらイメージできていません。
そんな状態の人間に「来週には治るよね?」なんて、聞いたところで答えられるはずがないんです。ぼくは、はっきりと「正直なところ、来週どうなっているかが想像つきません」と答えました。

少なくとも、今は何の気力もないんです。そんな人に「できる or できない」の選択を迫ったりしたら、壊れてしまうでしょう。

まとめ

今の自分の精神状態もあまり調子がいい状態ではないので、何だかまとまりのない文章になってしまっていますが(いつもか・・・)、うつ病予備軍の自分は、ハタから見るとまだ正常な精神状態にあるように見えるらしく、「まだ頑張れるでしょ?」という目で見られがち。
そんな接し方をしてくる人に声を大にして言いたい。

その接し方は、危険だ。

はっきり言うと、ぼくのように自分で言ってくる人も実は少ないでしょう。それでも、結構な覚悟で言ってますからね。平気に見えるんでしょうが。

だったらどうすればいいのか。答えは一つ。何かを選択させたり、自分の都合を語ったりせず、まずは「何も考えずにゆっくりと休め」と言ってあげる必要があると思います。
そして自分でちゃんと何かを考えて言ってこれるようになってから話を聞いてあげるべきだと考えます。

それまでは、その人はいないものとして、会社でも何でも動いたほうがいいと思いますね。

て言うかね、その人一人がいなくなった時に“てんやわんや”になってしまう体制を作ってきた会社に問題があると思いますけどね。そういうリスクはいつだってありますよ。自分でいうのも何ですが。

ちなみに・・・

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