「価値観の違い」が離婚原因の定番なワケ
こんにちは
マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。
連日ブログやnikoのTwitterでもお伝えしておりますが、
最近、引越しをしました。
その引越し作業の最中、時々これまでの自分たちの夫婦感とかお互いの親族との関わりとかが思い出されまして。
個人的には引越しはそういう人間関係の整理も兼ねていてとてもいいことだと思っております。
そんなこともあり、ふと「価値観の違い」という意味について思ったことがあるので記録しておきます。
ぜひ読んで一緒に考えてみてください。
価値観はそもそもみんな違うもの
「価値観」てみんなよく使う言葉ですよね?
ぼくも、よく使います。
人にはそれぞれ価値観が存在していて、何に価値を感じて、何に価値を感じないかはみんな違います。
まぁ、当然ですよね。
価値観という言葉を使ってはいるものの、簡単にいうと「好き嫌い」です。
食べ物の好き嫌いを思い浮かべればすぐにわかります。
カレーが好きな人がいれば、嫌いな人もいる
※「カレーを嫌いなヤツはいない」というオッチャンは完全に偏見です。
それが価値観です。
でもどうしてか、その価値観が理解できない人がいます。
カレー嫌いな人の価値観を理解できないオッチャンのように、自分が普段していることができない人のことが許せない人がいる。
特に年配の人にはその傾向が強くて、
平気で「なんでそんなことができないのか」と思っちゃったりしている。
そもそも、世界には「確実な正解」というのは存在しないはず。
正解は自分の中にしかなくて、でもその正解は他人にとっては正解じゃなかったりする。
自分の信じるものが正解なのであって、他の誰かに押し付けてはまずいんです。
カレー好きなオッチャンが、カレー嫌いな人に無理に勧めて食べさせた結果、気持ち悪くて吐いちゃったとします。
あなた、その責任取れますか?
ていう話です。
こんなにもカレーのくだりを使い倒すつもりはなかったんですが、でも言いたいことは伝わったんじゃないかなと思います。
「価値観が似ている」の危険性
結婚の理由として
「価値観が似ている」
を上げる人は多いと思います。
特に短期間での電撃結婚をするような芸能人カップルにはお決まりの理由な気がします。
でもこれってぼくは結構危険な結婚の仕方だなって思います。
価値観が似ているから結婚するということは、価値観が違っていたら結婚しなかったということでしょ?
でも、価値観が完全一致するような人なんて絶対にいませんよね。
結婚をして、共同生活をすると、十中八九「価値観が違う場面」に遭遇します。
そんな時、その価値観の違いを相手は受け入れることができるでしょうか?
短い時間で結婚したカップルほど、その価値観の違いを受け入れるのは難しいと思うんです。
だって結婚した理由が「価値観が似ている」なので。
交際期間が短ければ短いほど
「アレ?思ってたのと違ったな」
ていうギャップは大きく感じると思います。
もしもそのギャップを受け入れることができなかったとしたら、向く方向は決まってしまいます。
人間の価値観は変わっていく
価値観はもともと人それぞれみんな違います。
それと同時に、価値観は時と場合によって変わっていきます。
自分の場合は自分でも気づかないうちに
- 嫌いなものが好きになったり
- 好きなものが嫌いになったり
します。
その「気づかないうちに」というのがポイント。
自分は気づかないうちに価値観が変わっているので気になりません。
ただし、一緒に住んでいる相手にはとても敏感になります。
自分と同じ価値観を持った人と結婚したのに、まるっきり価値観が変わってしまったとしたら、一緒にいる理由がなくなってしまう。
それは二人にとっては危機的状況です。
相手の変わってしまった価値観を受け入れられることが共同生活を営んでいくことが重要です。
ただし、ぼくとしてはそれがどうしても受け入れられないのだとしたら、別れてしまうべきだと思います。
だって・・・
受け入れられないことを我慢し続けて生きていくのって、かなりキツいですよ?
それならば別々に住んで受け入れられるところだけを見て付き合っていく方がお互いにとって楽だと思うので。
無理に相手に固執する必要なんてないんだと思います。
あなたは価値観とはなにかを考えたことがありますか
人間関係を表す時には「価値観」という言葉がよく使われます。
だけどちょっと待ってください。
この価値観という便利言葉を使って相手との関係性を表現した時に、具体的にどの場面が似ているのか?
を考えていった時、もしそれが結婚相手だとしたら、その価値観の一致する部分がこれからの生活においてどれだけ有利に働くんでしょうか?
また、その価値観が近いというのは、本当のことでしょうか?
価値観なんて相手に合わせようとすればいくらでも合わせることができちゃったりもする。
そういう、ある意味で「いい加減な指標」を結婚の理由とかに上げるのはちょっと危険だなと今なら思いますね。
今、ぼくが価値観を相手との相性の理由とするのであれば、「笑いのポイント」をお勧めします。
「おもしろい」ていうのは生理的な現象だと思うんです。
単純に「おもしろい」が共感できた時って、うれしいでしょ?
二人で同じタイミングで笑えるのって最高にハッピーだと思います。
その瞬間は二人で笑っているし。
そういう瞬間が多い方が相手との時間が長続きすると思います。
多少の価値観の違いなんてどうでもよくなるもんです。
皆さんの価値観に対する考え方の助けになれたらいいな。
ではまた!