小学生女子(3年生)の弁解力が父の想像を超えていた。
「お父さん、ちょっとこれ見てよ。」
小3の娘が、答案用紙を目の前に持ってきました。
なんだか不満そうな顔をしています。
彼女はぼくに似て完璧主義者です。
(ぼくより格段に出来がいいことは ひみつ)
最初は思いました。
満点を取れなかったことが
悔しかったんだと。
ぼく)「すげー、一問しか間違えなかったんだね!」
むすめ)「お父さん、これどう思う?」
ぼく)「・・・?」
様子がおかしい。
むすめ)「“南へ曲がります”って言う?」
ぼく)「・・・そう言われてみれば・・・あんまり言わないね」
むすめ)「“南に”だったら、“進みます”でしょ!」
ぼく)「まぁ、確かに。」
続いてもう一枚。
むすめ)「お父さん、チョウチョウってさぁ、何食べるの?」
ぼく)「花のミツを吸うね」
むすめ)「でしょ?」
むすめ)「だったらこれ、“ふえる”じゃなくて“へる”じゃない?」
ぼく)「“よう虫が育つ”と、大きくなって食べる量はふえるってことだね」
むすめ)「よう虫が大きくなったらチョウチョウになるでしょ!」
ぼく)「まぁ、確かに。」
我が子ながら、するどい!!
そして、僕はこう伝えました。
M(名前)の言ってることは合ってる!
お父さんも合ってると思う!
Mはえらい。ちゃんと考えて
書いたってことは
お父さんに伝わった!
ただね、そう思ったなら、
テストを返してもらった時に
先生にそうやって言ってやればいい。
「私はこう思ったから、こう書きました!」
って言ってやるべきだよ。
でも、今、こうやって持って帰ってきてから
次の日に言っても、それは“あとだしジャンケン”
に聞こえちゃう。
だからこれからは、思った時は
その場で、堂々と言ってあげな。
それで、先生が変な回答してきたら、
お父さんが文句言いに言ってやるから。
娘は、笑っていました。