「集中!集中!集中!」では「集中」に“集中”するだけでおしまい。
ぴこつです。
「あ〜誰かわたしのやる気を起こさせてくれ」
最近、連載とイベント用のマンガ執筆を抱えて毎日くたばっている妻(niko)の姿が目の前にあります。
かくいうぼく自身もちょっとしたプログラミングのお仕事のお手伝いをしているんですが、これがどうにもこうにも『集中』できない。
まぁぼくの場合は「好きでもないから」という理由をつけてしまえばそれまでかと思うのですが(いいのか)、連載もイベントも締め切りの迫っている妻はそうはいかない。
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確かにやる気の問題もあるけれど、やり出したと思ったら次の瞬間にはyoutubeやtwitterを眺めている妻。そもそもやるために必要とする集中力がどんなものなのか、どうしたら集中ができるのかを有識者の見解も交えて紹介します。
ロケットスタートを身につけろ
脳を活かす勉強法。「集中力は、いきなりトップスピード」
集中する為には、自分に暗示をかける。「よし、今からフルパワーでやる!」と強引に始める。
でもね、無理ですこれ。絶対。
今まで集中できなかった人がいきなりフルパワーなんて無理に決まってます。
だけど、それでいいんです。そんなことわかっているんです。大事なのはフルパワーを『意識』してやること。それが今の自分にできるスタートダッシュです。
やり始めた頃のスタートダッシュはめちゃくちゃトロいと思います。スタートしたと思ってスタートしてないこともあるでしょう。
それでも!
それを何回も何回も繰り返す。毎回100点のスタートダッシュを決めることを意識して始める。
そうすると、最初はせいぜい20点ぐらいのスタートダッシュとなるでしょう。それが、何回もスタートダッシュを重ねることによって、20点が40点のスタートダッシュになり、60点になり・・・80点ぐらいになる。
というように、自分が100メートル走でスタートダッシュの練習を繰り返し行うことをイメージしましょう。そうすることにより、やがて本当に抜群のスタートダッシュ、ロケットスタートを決める日が必ずくる。ロケットスタートさえ決まれば、まず「やる気を起こさせてくれ〜」などとグダグダ言っている時間は無くなるでしょう。
最大の集中力は無の境地
一生懸命がんばればがんばるほど、集中できない感覚が僕はありますね。
松岡修三さんがイベントで質問に答えた言葉。「集中!集中!」と唱えると、唱えることに『集中』してしまうっていうオチ。
これはよくわかります。頑張ろうとすれば頑張ろうとするほど、それ自体が自分に余計なプレッシャーをかけてテンパってしまうという状態。
『頑張る』とはすなわち自分の中では苦しみを伴うことを想像してしまう。誰だってこれから苦しくなる状況を知っているのにやる気が簡単に出るとは思えません。
ではどうするか?
この先、苦しみに耐えて頑張るという意識を捨て、
今、この瞬間にやるべきことをただ、こなす。
無の境地とも言われますが、専門的には脳科学者の茂木さんがよく使っている音葉。
『マインドフルネス』と言います。
今やろうとしていることだけに集中するんです。
例えば、妻の例でいくと、今からやるのは『マンガを描く』という作業ではありません。それはまだ先の話。では本当に“今”やるべきことは何か?
“タッチペンを持つこと”です。
まずタッチペンを持つ。
持ったら、
その瞬間から”今やるべきこと”は『タブレットにペン先を置く』に変わる。
その次の瞬間の”今やるべきこと”は『線を一本引く』です。
・・・というように、今この瞬間にやるべきことに『集中』するんです。
ずっと先にある苦悩を目指して集中していくのは最初から無理なんです。
マインドフルネスの連続が集中力を持続させる
なぜなら、
やるべきことは次の瞬間から移り変わるからです。
「点と点が連続して線になる」というようなイメージです。
(あ、だからトップのイメージが”集中線”・・・)
人の集中力には限界があります。人それぞれにどこまで続くかはわかりません。でも、やるべきことが続く限り、マインドフルネスも続くんです。
その間、その瞬間に集中することができれば、集中力の持続時間は無限なのかもしれません。要するにそれが『ハマっている』状態です。
まとめ
いかがですか?集中力って、どんな人がどの作業をする上でも必要な能力です。
ぼく自身も集中力がある方だとは思いません。でもやっぱりハマっている時の状態は集中しているんだと再認識しました。
この記事を書いている最中もキーボードを叩く瞬間がマインドフルネスの状態です。その連続がこの記事を生み出しました。
でも集中力は続いても・・・疲れました。
マインドフルネスにご興味のある方は茂木さんの本をどうぞ。