マンガの作り方

クリエイターの作品に賞味期限はない

どうも!

マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。

クリエイターのみなさんは、自分の作品に賞味期限を設定していますか?

してるわけないですよね。ごめんなさい。

多分、自分で「これは20XX年12月31日までしか美味しく召し上がれません」なんて言って世の中に作品を出す人はいないと思います。

でも実は、賞味期限勝手に設定されてしまう場合があるんです。

今日はそんなクリエイターが生み出した商品に対しての賞味期限と、賞味期限切れにならないための方法についてご紹介します。

賞味期限が設定されるのは販売者の都合

nikoも連載している成人マンガを例にとってみても、nikoは電子マンガで連載をしているんですが、毎日本当にたくさんの新作や既刊の続話、読切などの電子マンガが発売されています。

当然、新作のサムネイルがトップにたくさん出てくるわけですが、ある程度の期間を過ぎればあっという間にトップから消えていきます。

そりゃそうですよね。日々新作はたくさん発売されているので。
お客さんとしても新作を探している人がたくさんいます。

でも、それって作者が決めていることではありませんよね?

それは、その販売サイトの都合でそうなっているというだけなんです。

電子書籍の販売サイトも、新作とか人気作がトップに来ていた方がお客さんに買ってもらえるし、数多くの出版社さんだったり、作家さんの作品を紹介しなくてはならないという事情もあると思います。


ただ、それって販売サイトの都合ではあるけれども、作家の本意ではないわけです。

各書籍ごとの作家さんが「これは3日経ったら下げてください」なんてお願いしているわけではないけど、販売サイトの都合により作品に対して賞味期限が設定されてしまっているということなんですよね。

でも、販売サイトも決して嫌がらせとかそういうのではまったくなくて、販売サイトもその売り方の方が売り上げが上がるという仕組みなので、システムとしてそうなっているっていうだけです。

何も、誰も悪くはない。

作品自体には賞味期限は存在しない

賞味期限が設定されるのは販売する人たちの都合であって、作品にもともとついているわけではないんですね。

じゃあ、すべての作品が賞味期限切れになって、あえなくお荷物になっていくかというと・・・そうでもありません。

ちゃんと、ずっと売れ続けていく作品もあります。

それはもちろん面白いとかクオリティが高いとかいうことが前提にありますが、でもそのことが「作品には賞味期限がない」という証拠です。

そう。本当なら面白い作品というのは、売れ続けることができるはずなんです。でもシステムによって売れる機会を失ってしまう。

それって作った作者からすると、すごくもったいなくないですか?

自分が作った作品が自分でまったく納得できなくて、自分でもつまらないと思っているのならしょうがいない。

でも丹精込めて作り切った作品が、自分の意図しない期間で賞味期限を迎えてしまうとしたら、すごく悲しいと思うんです。


「そういうものだ」

と作者自身が割り切れてしまうのならそれでもいいかもしれない。


でもそれでもぼくはちょっと納得がいかないなって思ってしまう。

だって面白いとかすばらしい作品というのは、やっぱり売れ続けてほしいじゃないですか。

それが作者の活動のためにもなるし、生活のためになる。

自分の好きなクリエイターがずっと作品を作り続けてくれることは、どう考えてもうれしいでしょ?

読者さんに思い出してもらう

クリエイターの作ったいい作品が売れ続けるためには、どうすれば良いんでしょうか?

ひとつ、思うことがあります。

それは、作品を「あることをきっかけとして思い出してもらう」ということです。

ぼくはこういうのを「トリガー(拳銃の引き金)」なんて言ったりもしますが・・・

ぼくら人間って、「◯◯を見ると◯◯を思い出す」みたいなことがあると思うんです。

例えば、

  • 大正時代風の日本家屋・・・鬼滅の刃
  • 麦わら帽子     ・・・ワンピース
  • メガネ       ・・・銀魂の新八(?)

のように、象徴的なものや風景を取り入れることによって読者に作品を印象付けることができます。

上の例が意図してそのようにしているかは分かりませんが、読者目線では思い出すきっかけとなることは間違いないと思います。

・・・って、言ってて思い出しましたがこれ、人間に限った話でもないですよね?

犬は、リードを見ると散歩に連れて行ってもらえると知っているし、猫でもスプーンを見れば「ちゅーるー」をもらえることを知っています(ちゅーるーの求心力はハンバない!)

ていうくらい、生き物は本能的に何かをきっかけにして何かを思い出すってインプットされてしまうんです。


なので、クリエイターで自分の作品に賞味期限がつけられてしまわないようにしたいのであれば、読者さんが普段の生活で目にしていそうなモノや風景を取り入れて、何か強烈な印象を与えてしまうというのは有効な手段だと思います。

そうすると、電子マンガのサイトでトップの新作に心が移ってしまった読者さんの心も、自分の連載作品に引き戻すことができるかもしれません。

定期的に売る方法もある

ある時期をきっかけとして思い出してもらう方法もあります。

マンガ以外であっても、ぼくたちの生活に自然と入り込んでしまっていることが参考になるかと思います。

  • バレンタイン・・・チョコレート
  • ひな祭り  ・・・雛人形
  • クリスマス ・・・ケンタッキーフライドチキン(モスチキンも可)

いつの間にか刷り込まれた情報というのは、元はマーケティングだったりするわけです。

クリエイターの作品も一緒で、ある時期を『◯◯の日』みたいに自分の作品を印象付けてしまえば、それはとてつもなく強いコンテンツになる可能性を秘めています。

そこでもやっぱり、自分の作品を消費者に「思い出してもらう」というのが大切で、人って忘れていく動物なので、覚えていてもらうためにも、定期的に思い出させてあげる仕組みが必要なんだと思います。

まとめ

ということで、今回は「クリエイターの作品には賞味期限はない」というテーマでお届けしました。

最後におさらいとして今日のポイントです。

  • 賞味期限は販売者さんの都合で決められる
  • 作品に賞味期限が設定されてしまうのはもったいない
  • 読者(消費者)に思い出してもらう仕組みを考えよう


ぜひ、クリエイターさんは自分の手で生み出した素晴らしい作品を、自分の手で売れ続ける仕組みというのも考えてみてください。

応援しています!

ではまた!