すべての挑戦は失敗する
こんにちは!マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。
今日は「考えている挑戦は必ず失敗しますよ」というテーマで書いていきます。
言葉だけを見るとショッキングな響きですが、いやいやむしろポジティブです。
ぜひ最後までご覧ください。跳ねて喜びます。
40歳ですが。
挑戦の結果が出るのは数年後だけど覚悟はある?
何かに挑戦する人、挑戦している人は、きっと何かしらの野望を抱いていると思います。
「野望」なんて言うとちょっと大げさに聞こえる方もいるかもしれませんが、「夢」でもいいかもしれません。
とにかく将来的に何かを叶えたいと思っている方にお伝えしたいこと。
それは、その挑戦の結果をすぐに期待するのは絶対に間違っていますよ。
ということです。
よく、ビジネス指南本などで「数ヶ月で」とかうたっているものがあるかと思うんですが、大半が釣りです。
ビジネス本や情報商材では、どうしても短期間で成功することをうたわなれば買ってもらえないと言う事実があります。
「〇〇を3年間やって月に50万稼ぐ方法」
みたいなタイトルをつけたところで誰も買わないですよね?
タイトルにつける「期間」が短ければ短いほど人はそそられます。3年より1年。1年より半年。半年より3ヶ月。3ヶ月より1ヶ月・・・まだ続けられるけどこの辺でやめておきましょう。
でもこれに食いついてしまうのって、人の心理なのでしょうがないと言えばしょうがないですよね。
考えてみればわかるんですが、大体こういう本に目が行く人っていうのは下のどちらかだと思います。
- 自分を今すぐに変えたいと思っている人
- お金に困っている人
両方ということも大いにあり得ます。
なぜこんなことを自信持って言えるのかというと…
ぼく自信がそうだったからです。
ぼくは数年前に一旦、今もやっているエンジニアの仕事を辞めています。
なぜかと言われれば、この考えは今でも変わってはいませんが、シンプルに自分にはいなかったからなんです。
そこを掘り下げると長くなってしまうのでここで留めておきましょう(笑)
とにかくその時、ぼくは焦っていました。
家族もいるし、年齢もそこそこ行ってしまっている。
そんな状況では「早く成果を出さなくてはいけない」と思うのは当然ですよね?
そうすると、どうしてもよくある
『3ヶ月で○○万円を稼ぐ』
のような、より短期間で稼げるようになる方法を取ろうとしてしまうんです。
でも、実際にはそんなのは夢ものがたり。
いや、もしかしたら実際にそういう本や情報商材を売っている人はきっとウソは付いていません。
本当にそこで書いていることを実践して3ヶ月で稼げるようになったんだと思います。
でも実は、そういった人はその方法を実践する前に色々なことを試行錯誤しているんです。
なので、まずは本や情報商材に書かれた内容は成功した体験だけを元に書かれた内容だということを認識しなければなりません。
成功するまでには、試行錯誤する期間も考慮しなければいけない。
それを加味すると「年単位の期間を挑戦し続ける覚悟がいりますよ」となるんです。
成功は理想。現実は失敗しかない。
今までの人生で「挑戦」と呼べることをしてこなかった人(ぼくを含めて)は、挑戦をする際には決まって、
成功だけをイメージします。
挑戦するにあたっての計画でも、成功までのプランを考えていくわけです。
それこそ「3ヶ月で◯◯円を稼ぐ」に書かれたようなプランを立てていきます。
そして、その完璧なプランを元に意気揚々と実践に移ります。
しかし!
そのプランは“十中八九”プラン通りにはいきません。
仮にそのプランが思った通りに行ったとしたら、それはそれですごいと思います。
でも、ま・ず・失敗します。
それはなぜか?
成功を目指して挑戦しているぼくらには、失敗の経験がないからです。
ちょっとわかりにくいですね。
実は、世の中に出てきたいわゆる『成功者』みたいな人は駆け出しの段階で全員が失敗を経験しています。
- ケンタッキーのカーネルサンダースは40歳まで転職を繰り返していた
- 自動車を初めて普及させたヘンリー・フォードは自動車を自宅ガレージ作ったが、大きすぎて出せなかった(コントかよ)
- ウォルト・ディズニーはディズニーで成功するまでに3社も倒産させている
超ビッグビジネスを成功させた超有名人を例にあげているので「そりゃそうだよ」って思われるかもしれません。
ですが、ここまでのビッグネームの著名人でなかったとしても、ビジネスとか挑戦をしている人たちは必ず失敗を経験しているんです。
まずはそれを頭に叩き込む必要があります。
実は失敗なんて存在しない
世の中すべての成功者はいくつもの失敗を経験している。
それはまぎれもない事実なんですが、一方で、成功を収めている当人たちは「失敗をした」とは思っていない買ったりします。
どういうこと??
ってなりますよね。
実は失敗を失敗だと思っているのは外から見ている他人なんです。
失敗を経験した後に成功を収めた人も、過去を振り返って「あれは失敗だった」ということはあるでしょう。
でも、失敗をしているその瞬間には失敗なんてきっと思っていません。
「失敗」とはその言葉にも入っているように「敗北」を意味します。
つまり、失敗だと認めた時はその時点で挑戦は終わってしまうんです。
じゃあ失敗じゃないとしたらなんなんだ?
と思うでしょ?
それは「結果」です。
失敗=結果
結果というのは、これまた読んで字のごとく「果実(み)」を「結ぶ」という意味です。
『失敗という結果を得た』
というとピンとくるでしょうか。
挑戦を始めて失敗したことはすべてただの結果
ただの結果だとしたら、それは悲観することでもない。
ましてやそこで敗北宣言をすることでもない。
ただその結果を自分で受け入れ、改善する。
それだけのことなんです。
実は成功も存在しない
失敗がない。
では成功はどうなんだ?
当然、『成功』も存在しません。
なぜ成功が存在しないのか?
これも漢字から読み解くと「功(こう)」を「成す(なす)」となります。
つまり、失敗と同じように、これもそこで終わりを意味します。
ですが考えてみてください。
挑戦をしている人がどこかの時点で、
「これは成功だ。もう辞めた」
となるでしょうか?
最初に掲げた大きな夢が達成されたのなら、もしかしたら「やり尽くした」となって終わりを迎えることはあるかもしれません。
その計画や夢が相当な大きなものだったらわからなくもない。
でも、たいていの場合は計画が達成されたからといって、ぼくらの人生がその後なんの心配もないほどの成功かと言われると、そんなことはないでしょう。
お金の問題もあるし、その後の人生のことも考える。
だとすると、ある目標を達成したなら、また次の目標に移るのが自然だと思います。
なので、失敗が存在しないように、やっぱり成功も存在しない。
成功だと思ったものも、実際にはだの結果。
結果を元に、次の計画でもその結果が本当に正しかったのかを検証する。
ただそれだけのことです。
挑戦には終わりも存在しない
- 失敗という結果を元に「改善」する。
- 成功という結果を元に「検証」する。
挑戦はその繰り返しで続いていきます。
こう書くと失敗と成功があたかも交互にやってくるように聞こえますねw
でも、そんなはずはありませんよね。
最初はもしかしたら失敗が続くのかもしれない。
いや、きっと続くんだと思います。
ただ失敗するたびに、
「その失敗がなぜ起きたのか?」
を考えて改善する。
それでも失敗するなら、また他のことも改善する。
そうやって改善を重ねていくと、いつか「成功」と呼べるようなことも出てくると思います。
ただ成功だと思っても、やっぱり挑戦は辞めずに続いていく。
その中で、最初は失敗続きだったことも、何回か成功することが増えてくる。
つまり、そうやって「成功率を高めていく」。
そしてそのような「小さな成功」の連続の先に「大きな成功」がやってくる。
かつての『大成功者』はそのようにして歴史に名を残す成功者の仲間入りを果たしたんです。
終わりに
すべての挑戦は「失敗ありき」で始まっているんです。
野望や夢物語通りに行くわけではありません。
ということで今日のまとめ。
- 挑戦の結果は年単位でしかわからない
- すべての挑戦は「失敗」ありき
- 「失敗」も「成功」も要はただの結果
- いくつもの結果の連続から大きな成功が生まれる
今日は自分自身でも改めて考えることが多かったです。
挑戦をしようとしている方、挑戦の真っただ中の方。
目先の成功を夢見ることなく、失敗を受け入れて挑戦を続けていきましょう!
ではまた!