創作ということの意味とすばらしさを語ります
こんにちは
マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。
今日は創作ということの意味と、そのすばらしさを語ってしまいます。
ぼくはnikoと同じようにマンガ家を含め、世の中のクリエイターさんを応援しています。
そのクリエイターさんがなぜぼくにとって魅力的なのか。
それを言語化してみます。
創作には年齢も性別も関係ない
世界中にいるクリエイターって、きっと今も何かを創作しています。
そういう人たちが有名になる時、まず最初に作品が出回ります。
『バンクシー』はご存知ですか?
バンクシーの創作物はものすごく個性的で、なおかつユーモアセンスもあり、また見る人に「考させる」ことができるものです。
でもバンクシー当人についてはそのすべてが謎に包まれています。
顔はもちろん、性別、年齢など個人を特定する属性はすべて非公表。
姿だけは見せていますが、仮面をかぶっていたりフードで顔を隠していたり。
でもそんな外見や作者の属性のことよりも、彼(彼女?)が作り出す創作物にみんな夢中になっている。
バンクシーは少し特殊な例ですが、でも著名なクリエイターの作品は個人の名前が特定されていても、その人の創作物で覚えていることの方が多いです。
有名な人でなかったとしても、twitterやinstagramなどSNSで最初に話題になるのはいつも作品の方で、自分ではありません。
その事実が、創作には年齢も性別も関係がないことをあらわしています。
ぼくらはなぜ、そんな創作物に心を奪われてしまうんでしょうか?
創作とは自己表現の究極の形
創作というのは、誰かが作ったもの。
その作ったものは唯一無二の存在です。
たとえそれが誰かの作品の模写であろうが、もしくは贋作であろうが、それはその人自身が生み出した創作物です。単にコピーをして印刷したものでなければ。
自身の手で、時間をかけて作り出したものはその人の唯一のものです。
権利とか法律とかっていう話はしていません。
ぼくが考える創作とはそういうものだということ。
どんな創作物でも、きっとクリエイター自身の何かの意思が込められています。
その意思が何なのかはもう、そのクリエイター自身にしかわからないでしょう。
クリエイターが生み出す創作物は、形のある物とは限りません。
絵画、彫刻、小説、絵本、マンガ、曲。
そのすべてに共通しているのは、自己表現です。
自分の思いを、自分ができる表現方法で創作物に込める。
これが創作です。創作は、クリエイター自身のその時の感情が入り込みます。
なので、その時々で創られたものから受ける印象は変わります。
そこには「良い」とか「悪い」とかは存在しない。
素直にクリエイター個人の自己表現がされているだけ。
それを見る(聞く)観客は、それを受けとるだけなんです。
だからクリエイターが生み出したそれぞれの創作物は見る人によっても印象が違い、「好き」「嫌い」も全員違う。
それこそが創作の魅力です。
創作にはどんな壁も存在してはいけない
創作物について、「不適切だ」という声が上がることがあります。
不適切とは、何なんでしょうか?
ぼくはどんな創作物も、それを表現することを妨げてはいけないと考えます。
クリエイターが自由に表現した創作物を世の中に出すフィールドは、どこかに必ずあるべきです。
クリエイター自らの手で創り出されたすべての作品には、罪などありません。
表現する場所については、選ぶ必要はあるのかもしれない。
そうであっても、その「不適切」としているのは見ている、聞いている側の人の都合でしかない。
クリエイターは自己表現に飢えています。
だからこそ創作を続けるし、作り切るんです。
創作物というのは、作りあげるだけでも難しい。
創作って、そのほとんどが完成する前に捨てられてしまっていると思います。
何もないところから何かを作りあげるというのは、それだけでも本当に価値があるんです。
そんなふうに作り上げられた創作物というのは、どれもがすばらしいと、ぼくは思います。
創作は生きる意味を与えてくれるもの
創作とは、自己表現。
自己表現は、どんな感情の時でも生まれます。
- うれしい
- 悲しい
- 怒り
- 恨み
- さみしい
どの感情も、創作に表すことができるんです。
どの感情の時に、どんな創作をするのかはクリエイターによります。
ある人は、うれしい時だけ創作をし、ある人は悲しい時だけ創作をする。
そんな人間らしいところも、創作の魅力だと思います。
でも、どんな感情であろうとクリエイターが創作の欲に突き上げられる瞬間というのは、
『生きている』ということを強く実感しています。
だからこそクリエイターは創作をするし、クリエイター自身が創作に魅了されているんだと思います。
おわりに
今日はなぜか終始、ぼくの思いを「マジメに」淡々と語ってしまいました。
ふだんはもっとふざけた記事ばかり書いている気がするんですが・・・
反省します(どっちを?)。
ということでまとめます。
- 創作はすべての生きる人がしていいもの
- 創作とはクリエイター自身を表現するもの
- クリエイターの創作を見る人が阻害してはいけない
- クリエイター自身が創作に魅了されている
創作は見ている人に魅力を与える。
そんな創作を続けるクリエイター自身もやっぱりぼくにとっては魅力です。
クリエイターの皆さん、
いつも創作、ご苦労様です!
そしていつもありがとう。
ではまた。