物の値段やサービスの値段は比較する意味がなくなった
こんにちは!
マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。
私ごとですが最近、お引っ越しすることになりました。
引っ越しとなると当然、いろんなところにお金がかかってきます。
- 引っ越し先の部屋の費用
- 引っ越し業者への引っ越し費用
- 引っ越し先で使う新しい家具費用
- 引っ越し元の掃除費用
などなど、上げればキリがないくらいにお金が飛んで行くことばっかりです
そうなると、いろんなところの値段を比較して少しでも安くしたいと思うのは当然ですよね?
でも
nikoとぼくたち家族にはそんな余裕はほとんどありませんでした(苦笑)
というのも、
引っ越しを思い立ってから実際に引っ越し日を迎えるまでの期限をおよそ1ヶ月に設定。
そんな短期間でできることは限られていたんですね。
そんな中でもできる限り物とかサービスの値段に気を使いながら決めてきて、思ったんです。
物の値段もサービスの値段も、比較するのってもう無意味だな
今日は、ぼくがそんな結論に至った経緯をお伝えします。
最後までお付き合いくださるとうれしいです!
ポイント還元によって値段の比較ができなくなった
バーコード決済って使っていますか?
ぼくは最近ずっと「PayPay」を使っています。
PayPayを使っている方はご存知だと思いますが、還元のキャンペーンをしょっちゅうやってくださってるんですね。
それに、Yahoo!ショッピングの還元についてもショップごとに高い還元率が設定されていたりもして、大変おせになっております。
というように、
今はPayPayを例に出しましたが、今はネットショッピングを中心にポイントの還元システムがめちゃくちゃたくさんあって、純粋に値段だけでは比較がしにくくなっているんですよね。
本当にお得なところはどこなんだ?
ていうのを自分で比較したとしても、その値段が本当に最安値とも限らないっていうことです。
ポイント還元の期間はバラバラ
ポイント還元率についてですが、これまたバラバラです。
決済システムごとの還元率が異なるのはもちろんですよね。
それに加えて、期間によってもポイント還元率が大きく異なっていたりします。
ぼくの使っているPayPayでは、Yahoo!ショッピングで大きな還元を得られるのですが、期間ごとにキャンペーンで+5%とか、毎月◯◯日は+5%とか、高い還元率を得ようとするタイミングってたくさんあるんですね。
で、その高い還元率を狙ってキャンペーン期間を待ったとしても、また他のタイミングでもキャンペーンをやっていたりして、そこでも単純に実質の値段が「一番安い」とは言い切れないわけです。
物やサービスは欲しいと思った時が一番の買いタイミング
じゃあ、いつどこで買ったら一番安いのよ!?
って話ですよね?
ぼくが出した答えは一つ。
『わかりません。』
というよりも、お伝えした通り、物やサービスの値段は値段の変動もあり、還元率の変動もありで、実質の値段についての一番安いタイミングなんて全くわからないんです。
実店舗で買う場合については、現地に言って交渉すれば値引きができたりとかはあるかもしれません。
でも、値段だけを追うのであれば、最初からオンラインショップで買う方が安いことはザラにあります。
そしてそんなことはお店側も分かりきった話なんですよね。
ぼくたち消費者がどのような行動をするかなんて、研究しまくっているはずなので。
あと、「買いたい!」とか「今しかない!」とかいうタイミングって自分の中に絶対ありますよね?
そういうタイミングに出会った商品とかサービスの値段って、比較対象を探すのも単にめんどくさかったりします。
だって今欲しいんですもん。
もっというと、欲しいと思ったものって、その時にしかない可能性だってあるでしょ?
- 在庫が少ない
- 取扱店舗がほとんどない
- 期間限定商品
- セール品
とか、自分が出会ったタイミングによって状況は大きく違います。
そんなタイミングで出会った商品というのは、きっとその時のご縁なんですよ。
nikoとぼくの家族が引っ越し先の物件を決めた時もそうでした。
いくつかの物件をピックアップして内覧の予約を取り、不動産屋さんに向かうまでの一週間。
nikoの第一希望〜第三希望までの物件がすべて契約済になってしまいました。
niko先生はたいそうお悲しみになりましたよ(笑)
niko先生、悲しみのツイートがこちら↓↓
内覧1時間前に本命の物件が押さえられてテンションが半分以上下がっておる….私達が内覧来る前にきっと急かされて決めたんだろうなぁとは思うけど_(:3 」∠)_
— niko (@nikonikopun17) July 9, 2021
だけど、その後に残っていた物件が気に入って契約に至ったんです。
というように、本当に欲しいものというのはそのタイミングに来るものなのだと思います。
そんなタイミングが訪れたなら、その時に買うというのが値段を比較するとかよりも大事なんじゃないかと思います。
値段の比較よりも関わる人との信用度で値段が決まる
値段を比較する or しないというよりも思ったこと。
特に実店舗で買い物をするとなった時にはお店の「人」が関わってきます。
そんな人との関係性でも適正な値段は変わってくるなと。
今回の引っ越しでいうと
- 不動産屋さん
- 引っ越し業者さん
の2つが割と大きなお金の動く実店舗での買い物です。
厳密には不動産屋さんは賃貸契約なので買い物とは言わないですが、値段がつくものとして同じように説明しています。
不動産屋さんでは、物件を紹介してくれた営業の方との関係性が重要になります。
ただ、今回の物件は他の希望の物件がことごとく契約済みになってしまっていいました。
時期や場所もかなり人気だったと思います。
しかも扱っている不動産もそこに限定されていました。
ほとんど価格交渉の余地もなく「売り手有利」な状況になってしまっていたため、値段については比較のしようもなかったんですね。
それでも、対応してくださった営業の方も誠実だったので、快く契約はさせていただきました。
(真面目だけど、もうちょっと応用の効くひとだったらもうちょっとよかったかなw)
それよりも人への信用度が値段に関わるな思ったのが引っ越し業者でした。
いくつか見積もりを依頼していた中で最初に訪れた「サカイ引越センター」さん。
正直に言いますと、見積もり前は「検討材料」程度にしか考えておらず、最初から見送りムード全開だったんです。
それが、見積もりに訪れた営業の方の対応(プレゼン)が素晴らしかった!!
まさにnikoもぼくも「口説き落とされた」と言って良いでしょう。
もう二人とも完敗でしたね。
女性の方でしたが、何よりめちゃくちゃ誠実に、真摯にぼくたちの不安を取り除き、質問にもお答えいただけました。
- 自社の価格設定の根拠
- 自社を選んでいただくメリット
- 自社作業員の素晴らしさ
- 自社ドライバーの素晴らしさ
を全て丁寧に説明いただきました。
「値段では他社に敵わない」と認めた上でのプレゼンで、完璧に訓練されているとはわかっていますが、それでもその人柄に惚れましたね。
ぼくたち夫婦はそれ以上はもう求めませんでした。
その方に「〇〇さんが来てくれてよかったです」と言って快く契約させていただきました!
そこにはもう、値段の比較と言った選択は存在しませんでしたね。
比較対象は値段じゃなくてそこにかけられる「時間」
値段を比較するのって、単純にその分の時間がかかりますよね。
確かにそれだけの時間がある状況ならば、する意味があるのかもしれません。
でも、ぼくたちにはその時間はほとんどありませんでした。
それにそもそも、その時間を使って得られる値引き額はどれだけなんでしょうか?
ネットショッピングでする値段の比較ならば、さほど時間はかからないかもしれませんね。
ただ、いろんな物すべてにそれをやっていくと、その比較にかける時間の合計はけっこうな時間数になります。
一個の物に対して比較する時間が10分だったとします。
6個にその10分をかけたとすると1時間です。
実際には10分ではできないと思うので、そうするとそれだけ時間もロスすることになります。
自分の時間を値段に換算したときに、その価格が釣り合っていると思ったのであれば、その値段は適正といえますが、本当にその時間に価値があるのかというのも考えてみた方が良さそうです。
物やサービスの値段はトータルで見たら実は変わらない
冒頭にも言っていますが、nikoはこの度引っ越すことになりました。
引っ越しの際には様々な物を買い、サービスを使用します。
その際、先にある程度の予算というものを決めますよね?
だとすると、その予算の範囲に入っているのであれば、どこにいくらかけるか?というのは、あまり問題にならなかったりします。
もちろん、予算内でしかもあまりが出る状況であれば、後々の自分たちの生活にはプラスです。
しかし、個別の物にそれぞれ
「これはこっちの方が安い」「あれはこっちの方が安い」と値段を比較して行ったところで、仮に一つのところで買ったとしても、トータルでみたらどこで買っても大差がなかったりします。
それよりも、値段を比較している間に在庫がなくなったりといったリスクもあるんですね。
なので、自分の決めた予算の中での支出であれば、『プラスマイナス0でいいや』といった考えも必要です。
まとめ
nikoとぼくはタイミング的に引っ越しということもあって物やサービスの値段について改めて考えるきっかけにもなりました。
本当はそんなこと言ってられないくらいにバタバタなんですが。
でも、今ってやっぱり昔に比べたら物とかサービスはあふれていて、値段自体にはそんなに大差がなかったりもします。
それよりも、お店とか人の信用度が重要な時代になっている。
と感じました。
ぼくたち自身が感じたこの経験が、物とかサービスの値段を比較することに疲れている人たちのために少しでもなればいいなと思います!
ではまた!