健康

日本にある保障制度は意外にも手厚い

やるじゃん

マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。

今年、ぼくの義母にあたるnikoの母が脳梗塞を発症しました。

義母は自身が介護の仕事に従事しておりましたが、脳梗塞の影響で体に麻痺が残り、以前の業務はできない体となってしまいました。



脳梗塞を発症後は即時入院。

そのまま仕事は休職期間を経て退職、今に至ります。



義母とnikoは何年も疎遠の関係でしたが、義母自身に貯蓄等はなく医療費も払えない。

当然、その後の生活費も見込めない状況です。

ですが、そんな中にぼくがインターネットで調べてみた結果、日本には意外にも個人で受けられる保障制度がたくさんあることがわかったので、この場を借りてシェアいたします。


そして、そんな保障制度を利用してみてぼくが感じたことも書いてみたいと思います。

よかったら参考にしてみてください。

うさぎ

日本にある個人を救う保障制度

まず最初に、以下は日本で受けられる保障制度の一例です。
※雇用保険や健康保険に加入しているかなどの条件もありますのでご注意を。

保障制度名説明資格関連リンク
生活保護制度言わずと知れた保障制度の最後のとりで、住所さえあれば誰でも受給可能住民票が存在する厚生労働省
休業補償
(労災)
業務上の事由によるケガ、病気に伴う療養期間の保障労災保険厚生労働省
傷病手当金労災保険の休業補償給付以外のケガ、病気に伴う療養期間の保障
最長1年6ヶ月受給可能
社会保険協会けんぽ
高額療養費制度各人ごとに定められる支払限度額を超える医療費分の払い戻しを受ける制度社会保険
国民健康保険
厚生労働省
海外療養費海外で支払った医療費を日本の基準で再計算し、自己負担分を超えた金額の払い戻しを受ける制度社会保険
国民健康保険
協会けんぽ
失業手当再就職の意思があることを前提とした、失業中の保障制度。雇用保険ハローワーク
要介護認定民間にある介護サービスを受けるための認定。40歳以上が対象。介護保険厚生労働省
日本にある保障制度の一例

「意外」は褒め言葉ではない

日本国内で、医療をはじめとする保障制度って実は意外にもたくさんあるんです。
(ありすぎて逆にわかりずらいという問題もあります)

でもね・・・

意外じゃダメなんです。

当たり前でなければならない。

そうでなければ救えないんです、本当に苦しい人っていうのは。


ピンチになった時にすぐ「あれを使おう」と思えなければ、その時点で保障制度として機能していませんよね?


何かのピンチで窮地に立った人が冷静になってそんなことを「何か助かる方法はないか」とネットで検索しなければならない方が問題だと思います。

ネットで検索してようやく、自分が受けられる保障を見つけ出す。

それがセーフティネットだとはぼくは思いません。


そもそもインターネットなどを使おうと思っているのは高齢者ではありません。


このブログを読んでいるような、ぼくらみたいに比較的若い世代ですよね。
(40代が若いのとかというのはまた別の問題)


もっと国民全体に浸透していなければいけないし、何かの保障を使う上で”うしろめたさ”を感じさせるようでもいけません。

手厚いからこそもったいない

そういえば日本語の「もったいない」っていう言葉は、外国でも「Mottainai」って使うらしいですよ。

知ってました?

そもそも「もったいない」っていう考え方があまりないんですって。

不要になったら捨てる

っていうのが諸外国人さんの基本理念。

まぁぼくはこの「もったいない精神」があるからこそ、物をたくさん抱えちゃう人が多いんだとも思いますが。


ただ、ここでのもったいないはそういうのじゃなくて。


日本にはせっかくいいところがたくさんあるのにそれを大半の国民が知らないまま放置されているんです。


ぼくも当事者になってそれをものすごく実感しました。

もしも、妻であるnikoが1人だったら、ここまでの保障制度にまで気が回ったか怪しいです。

ぼくの目線で考えてせいぜい10%くらい・・・いや言い過ぎました。すいません。

5%です。

タンス預金


とにかく、日本政府はそういったせっかくいい制度を国民に生かしきれていない。

それによって政府の信用も高まっていないので、とても効率の悪い運営をしていると思います。

日本には圧倒的にスピード感がない

2020年。

世界中で「新型コロナウイルス」が猛威をふるいました。

感染リスクが高いとされる飲食店の営業は停止。

みるみる広がる感染の被害に、各国は日本でいうところの緊急事態宣言にあたる

ロックダウン

を発動し、経済活動は完全にストップしました。


当然、世界の人々はお金に困る状況になります。


その中で、IT大国のインドは驚異的なスピードで保障を血行しました。


日本のいわゆるマイナンバーは、インド国内ではなんと9割も普及しています。

ちなみに日本の普及率、ご存知ですか?


2021年3月現在で、ようやく3割弱です。

それでも普及してきたほうなんですよ?

たぶんそれより1年前くらいは1割程度だったはずです。


で、インドに話を戻すと、コロナ禍において窮地に立った国民に向けてインド政府はすぐさま現金の保障に踏み切りました。

インド版のマイナンバーは各個人の口座とひも付いています。

コロナ保障制度として政府が現金給付を決めた2週間後、即座に口座に現金が振り込まれました。

どんなに貧しい人であってもマイナンバーさえ持っていれば政府からの保障を受けることができたんです。

マイナンバー
一方そのころ、日本はどうだったでしょうか?


まず、現金をいくら払うか?から議論が始まります。


国民の意見を慎重に聞いて、1人あたり10万円と決定してからがまた長い。


日本政府が取った行動と言えばなんと、

古代いにしえより伝わる手紙による現金給付の通知です。

そのために費やされたコストはいかほどだったんでしょうね?


いや、マイナンバー制度が浸透していない以上、それしかなかったんですけども。


そもそもマイナンバー制度だけではなく、国民への丁寧な説明宣伝が下手すぎて効率が悪すぎるのが問題なんですよね。

今はこのコロナ禍の緊急対策として出た保障制度を例に挙げましたが、とにかく日本ではこういった手続きに信じられないくらいの時間と労力、そしてお金をかけています。


義母の傷病手当や介護認定を受ける際にもたくさんの紙の申請書が必要だったり、市役所に行ったりと、本当に手続きに手間と時間がかかりました。

なんだかあえて難易度を高めているんじゃないか?と思うほどでした。

そこにはやっぱり何人もの「人」が関わっていて、みなさん丁寧には接していただきましたが…

めんどくさすぎて「ていねい」の意味をはき違えているとしか思えないです。

日本の保障は自分で知っておくしかない

ここまででも相当な不満をぶちまけてしまっていますが、

そんなふうに日本政府のやり方を批判したところで、自分を助けることにはなりません。

ぼくはむしろこの自分の周囲に起きたことに対処してきたことによって、知識を得ることができました。



冒頭に挙げたような制度は、本当に自分がピンチになった時には冷静に探すことも困難になります。

ですので、この機会に

「こんな制度があるんだなー」

と記憶の片隅にあるだけで、その場面に遭遇した時に

「そう言えばこんな時の保障があったような…」

って思い出すきっかけになるかもしれません。

思い出す犬
せめて、それをみなさんに伝えることがぼくにできることだと思います。

困っている人、将来に困ってしまうかもしれない人のために少しでも力になれれば幸いです。