マンガ家の生態

【連載】商業マンガ家の育て方 〜ぴこつとnikoのぎこちない夫婦関係〜4

pikotsu
ぴこつです。
さてこの連載もいい感じで(?)続いてきました。

今回で第4回です。

この連載、書きながら数年前の自分たちを
振り返るようで、なんだか懐かしいとともに、
なんだかんだで色々経験してきたな・・・
とか感傷に浸っては今の状況に感謝を
しています。

その時には未来が見えていたわけでは
決してなく、それは今でも変わらない。
これからもずっとです。

さて、前回まではこちらをご覧下さい↓↓


【連載】商業マンガ家の育て方 〜ぴこつとnikoのぎこちない夫婦関係〜1

【連載】商業マンガ家の育て方 〜ぴこつとnikoのぎこちない夫婦関係〜2

【連載】商業マンガ家の育て方 〜ぴこつとnikoのぎこちない夫婦関係〜3


では、第4回スタートです。よろしくお願いします!

経験者の言葉に耳を傾けない

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ここでの『経験者』とは、具体的にはネット上の人間を指しています。

今の時代、ネット上にはどんな情報も転がっているため、独学で何かを始める場合はいくらでも欲する情報が手に入ってしまいます。

ただ、この『入ってしまう』というのがまた問題で、「正しいこと」「間違っていること」は自分で判断する必要があります。

言い換えれば 信じられること信じてはいけないこと

当たり前の話なんだけど、これが意外と難しい。
ネットの情報ではあたかも本当の事のように理路整然と書かれている事もたくさんありますよね?

自信満々な文章で書かれている内容は、どうしても信じたくなる。
マンガと同じようにブログでも、回数を重ねて書いている人ほど文章がうまく、信頼性・・・というか影響力が大きい。

検索ワードを入力して引っかかってくる情報で、上位に表示されるのは みんなが見ている情報
例えば、オリジナル作品をイベントに出品する際にどのくらい売れるのかが気になって、実際に出品した経験のある人のブログを見てみました。

「現実は厳しいな・・・」と感じるような結果がそこには記述されています。

それを見て「自分もきっとこうなるだろう」と思った人が取る行動はどうなるでしょうか?

もちろん、この経験者は実体験を語っているからそれ自体は事実なんだけど、必ずしも読んでいる自分に当てはまるかどうかはわからない。

だけど、経験者であるだけに説得力があり、信じるに値する内容です。
そして、それを見て自信を無くし、その時点で挑戦をあきらめる人もたくさんいるんじゃないでしょうか。

また、間違えてはいけないのが、この「経験者」は経験者であることには違いないけれど、成功者ではない ということです。

どの分野においても大成功している人というのはごくわずか。
当然、ネット上に現れる人物の大半はこの大成功者ではなく 失敗者 です

その言葉を信じて同じように行動したとしても、やはり失敗する可能性が高い。そもそもがウソの情報ということもあるでしょう。

なんにしても、技術的な部分はいいにしても、信じていい情報というのは少ないと感じます。特に今の例のようにプロフェッショナルな部分の情報という意味においては・・・。

だから、niko自身もそれはわかっていたけど、僕も

「ある種のエンターテイメントとして見るだけに止めるべきだ」

と言っていました。

成功率は当たり前

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『成功率』

何かにチャレンジする上でこれほど信憑性のない指標はないと思っています。

成功した人が多ければ成功率は高くなり、少なければ低くなる・・・当たり前だけど。

例えば、

「同人作家が連載マンガ家になれる確率は約1%」
とあったとします(仮に)。

この数字を見たらどう思いますか?

例えばあなたが同人作家で、連載マンガ家を目指していたとしたら。

ここでの分母は 同人作家 の数。
すなわちあなたを含みます。

分子は 連載マンガ家になれた人 の数。

それで、この”約1%”という確率を見た時、あなたはどうしたくなるでしょうか。

大半の人が「無理だ」「あきらめよう」
となりませんか?

「そんなことはない」

「むしろオモシロイじゃねーか、やってやる!」

と思われた方、すみませんでした。謝ります。

僕なら、あきらめたくなります。
やめたくなります。
ヘタレなので。笑

また、この低い確率を見て挑戦をあきらめる理由として、上記のように「自信をなくす」というのとは別にもう一つ、

「確率そのものを挑戦をあきらめる言い訳にしたくなる」

というのがあると思うんです。

この数字を信じたくなる人は少なからず「ダメかもしれない」と心のどこかで思っていたりする。
そうした時にこの数字を見て

「やっぱりな」

とか

「できなくて当たり前だ」

って、あきらめることを正当化する人がいるんじゃないでしょうか。

僕なら、したくなります。
ヘタレなので。笑

そして僕のようなヘタレが挑戦することをあきらめると、必然的に分子(連載マンガ家になれた人の数)は減るわけです。
そうやって「同人作家が連載マンガ家になれる確率」はどんどん下がっていく。

・・・と、こんなことを言っているけど、実際には「〇〇の確率は〇%」が全てこれに当てはまる訳ではないでしょう。

それでも、低い確率を目の当たりにした場合に本人が難関だと思うのは必然で、足かせにしかなりません。

だから、この成功率も参考程度に・・・いや、参考にもならないと思った方が良い。<br
/>だって 挑戦するのは他の誰かじゃなくて自分自身 だから。</br

自分自身しかいないから分母は1。他の誰かを含めた何千とかではなくて。
そして、分子である「連載マンガ家になれた人の数」は1又は0。

その人が連載マンガ家に “なれた”か“なれなかった”か のどちらか。
すなわち2分の1。確率で言えば50%。

ね、めっちゃ高いでしょ。笑

・・・もっといきましょう。

この「連載マンガ家になれた」の時間的制約をなくします。

「自分が死ぬまでに連載マンガ化に必ずなれる」

とすれば、分子は0じゃなくて1。
確率は100%です。

何が言いたいのかというと、

「自分が連載マンガ家になることをあきらめない内は確率は常に100%」
ってこと。

これが資格試験とかお受験の類だったら別の話になるけれど、この「〇〇になる」という目標に対する確率の考え方としてはこれで良いと思っています。

だからnikoが「達成した人は少ない」とかって自信をなくしている時にはこれをいつも思い出してもらう。

話は変わるけど、僕にも妻(niko)とは別に目指すものがあります。

はっきり言って僕はnikoに遅れを取っている。

だけど僕が目標を達成する確率は100%のままです。

だって、あきらめてないから。

(つづく)

ちなみに・・・

ぴこつってだれ?

ぼくよりも妻の方に興味持っちゃった人へ

こんなぼくの妻のマンガ、読んで見ませんか?

   

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