年齢は若いとか年寄りを判断する数字ではない
こんにちは!
マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。
いつもなら「こんにちは」の末尾に「!(びっくりマーク)」はつけていませんが、タイトルとの関係性を持たせるためにつけてみました。
果たしてこれは若いと見られるのか年寄りと見られるのか・・・
推測がついていない時点でなんの意味もなしていないことに今、気がつきました。
40歳男性(執筆時点)です。
ということで今日は年齢とはなんの数字なのか?という話です。
きっとご興味がある方ばかりだと思いますので、最後までご覧ください。
※この記事にたどり着いた方は最後まで読まないと明日の朝、3日分の歳を取っています。
年齢は時間軸を測るものさし
人間は、とにかく年齢を手がかりに「若い」とか「年寄り」とかを判断するのが好きな生き物です。
というぼく自身も、「あの人は若い」とか「あの人は見た目より歳が若い」とか実年齢を見るたびになんとなく感じてしまっています。
でもね、ちょっと待ってください。
年齢ってそんなに重要な数字なんでしょうか?
例えばぼくはこの記事を書いている時点で40歳。
1歳年下の人は39歳。
当たり前だけど。
でもよく言いません?
「40代と30代は違う」
とか。
本来は1歳しか違わないのに、年代で分けて若い or 年寄りを判断しようとしてしまう。
でもそもそもですね、「若い」と「年寄り」ってそん何も何か違うことなんですかね?
確かに自分でもふと考えた時、20歳だった頃の自分と40歳の今の自分では相当な年齢を重ねたなとは思います・・・数字だけ見ればね。
ただ、自分が20歳の頃と40歳の今でそんなにも変わったことってありますか?
スポーツ選手など「現役」が短いような職業だったり、色々なことに積極的に挑戦をしてきた人たちにとっては全然違うのかもしれません。
ぼくは、そういう20代にしのぎを削ってこなかった人間ということもあって、本質的には20歳の時と何も変わっていなんじゃないかなと思っています。
じゃあ年齢ってなにを判断するものなのか?
と言われればぼくは「時間軸」を表していると思います。
年齢の違いによる感じ方は個人差があるのかもしれない。
でもこの年齢を通して周りで起きたことというのはみんな共通しているはずです。
この記事を書いている2022年の今年、東京オリンピックが開催されます。
前年の2021年には「新型コロナウイルス」により世界が大混乱に見舞われました。
その時、ぼくは39歳。
ぼくと同じ年齢の人は当然、「今」というぼくと同じ時間軸にいる。
そして、ぼくが生まれた年にその方も生まれた。
ということは生まれてから今に至るまで、ずっと同じ時間軸で生きているということです。
その、生きてきた時代を測るための数字が年齢ということなんです。
若いと年寄りは他人が勝手に判断すること
日本にいる大多数の人は、人の年齢を見て「若い」と「年寄り」を判断します(ぼくもそうです)。
年齢を重ねてきた本人にとっては、ただ生まれてから今の時間まで自動的に年齢を重ねてきたというだけの話。
もしも自分自身で「若い」とか「年寄り」だとかを思うのであれば、それは誰か他人と見比べているんだと思います。
そして誰か他の人が自分のことを「若い」/「年寄り」と判断するのは、その人の勝手。
その人の感覚でそう言っているだけで、本来の年齢は特に関係がないんです。
年齢という数字だけ見て若いとか年寄りを判断するのは難しいです。
それを証拠に芸能人やスポーツ選手でたまに実年齢をごまかしている方もいますが、大半の人はそんなことを見抜くことはできません。
でもこれって言い換えれば、
年齢なんて数字はその人を語る上でそんなに重要な要素でもない
ってことなんだと思います。
ぼくたちの生きている時間軸は尊い
あなたは、自分の生きている時間軸がどんな時代なのかを考えたことってありますか?
ぼくは今のところ、年号でいうと
- 昭和
- 平成
- 令和
の3つの年号の時代を生きてきました。
まぁこの年号も「天皇」という人間の生きている時間軸を元に表されただけの数字なんですけどね。
ただ、年号でぼく自身が生きてきた時間軸を表すと、とても濃密な時代だったんじゃないかなと思います。
ぼくが生きてきた昭和の時代はもう終わりかけでした。
なのでさほど特徴があったようにはありません。
・・・が、昭和という年号の間にはまだ戦争があり日本が世界レベルの経済を手に入れた「高度経済成長期」がありで、すごい激動の時代でした。
その後の「平成」はぼくのこれまでの人生を表す上では一番フィットした時代と言えます。
平成は・・・
- インターネットが普及した
- 戦争が起こらなかった
- 古き良き日本からの脱却
といったような、今思い返すとすごく変化が大きかった時代だと思います。
そんな時代を子供の時から大人になるまでに経験できたことというのは、本当にありがたいことです。
同じ時間軸を生きていることは奇跡
今度は年齢ではなく「時間軸」に目を移してみます。
年齢だけ見た時は、同じ年齢の人はまさに同じ時代を生きてきたと言えますよね?
じゃあ、年齢の異なる人どうしは同じ時代を生きてはいないんでしょうか?
そんなわけないですよね。
現に、40歳のぼくは今年13歳になった中学一年の我が子と一緒に生きています。
つまり何が言いたいかというと・・・
年齢による違いがあったとしても、世界の長い歴史の中ではほんのひと握りの時間軸の中にいる
ということなんです。
考えてもみてください。
地球が生まれたのは今から46億年前と言われています。
その中で、今この瞬間に生まれた0歳児と、100歳を迎えた人の差って、たったの100年なんです。
100/4,600,000,000
ですよ。
ものすごくちっぽけだと思いません?
で、これを言い換えると、46億分の100の間に入っている二人が同じ時代に生きているってそのこと自体が奇跡なんですよね。
今の世界にいる誰かと誰かが出会うということは、それだけで奇跡で、ものすごく尊いことです。
なのでぼくはnikoと出会えたことも、娘がぼくたちの間に生まれて会えたことにも、とても感謝しています。
そして、あなたがぼくの書いたこの記事を同じ時間軸で見てくれたことにも感謝します。
本当にありがとう。
ではまた!