夫婦感

妻はずっと面白い行動を取っています

pikotsu

こんにちは

マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。

ぼくの妻は、成人マンガを描いています。

そう、「面白い」というはギャグとかではなくて、妻の生き方のことを指しています。

本当のことを言うと、本人も面白いです。
声をあげて笑える時もあれば失笑する時もありますが、面白いと思っています。

でも今回はそういう面白いとはちょっと違います。ごめんなさい。
(そういうのは別の記事でもちょいちょい語ってますので、よければ回遊してみてくださいね!)

ということで今回は、妻の面白い生き方を夫であるぼくがご紹介します。

ぜひ読んでいってください。

中卒で美容師を目指して就職



妻は、中卒で就職をしました。

理由は

学校で勉強を続けるのがめんどくさかったから

こんなこと、たいがいの人が思っていません?

ぼくも、思ってました。
中学を卒業する時なんて、勉強はめんどくさいものでしかありませんでした。

有名大学に通いたいとかそんな大きなことじゃなくても、大学生になりたいとかも思っていませんでした。

「極力、勉強の道から早く抜け出したい」

そんなことを確かに考えていたと思います。


でも、そんなこと思ったって、本当に中学卒業と同時に働こうなんてあまり考えないと思うんです。


頭のどこかでは

「最低限、高校ぐらいは…」

ってみんな考えるじゃないですか!?

ぼくだってそのクチで、高校は行きました。ただなんとなくですけど。

頭も悪かったので、中学の担任が「このぐらいにしておけ」っていう高校に行きましたよ。


そんな中、妻のnikoは異質だったと思います。

先生や親の言うことはほぼそっちのけw

もう勉強はいいから早く社会に出たい…と。


安っぽさとか古臭さとかどうでもいいから言葉で表現すると

スーパー面白い。


無謀とも言えるかもしれないけど、それは勇気ある決断だったと思います。

ただ何となく入ってやっていけるなんて、そんな生やさしい業界でもなかったはずです。

現に、同時に中卒でお店に入った子は半年ほどで辞めていきました。


ところで、なぜ夫のお前がそんな妻の社会人なりたての頃の話を生意気に語っているんだ?

とお思いの方もいるかもしれませんが。

まぁ何となくお察しはつくかもしれませんが…ぼくはそのお店の常連客でした、とお断りしておきますね。


妻が従業員として通い出したお店との付き合いは、ぼくの方が3年ほど長かったはずです。


そんな妻ですが、厳しい修行(?)に耐えながら通信教育で美容師の免許を取得し、正真正銘の美容師となったのでした。

美容師をしながら漫画家を目指す



妻のnikoは中卒で個人店の美容院に就職。10代で美容師として働いていました。


妻が、ぼくと結婚したのが21歳の時。

その翌年の22歳で娘を出産しています。

そして娘が2歳になった頃に妻は漫画を描き始めました


以降の漫画家としての詳しい活動にご興味がある方は下の記事を見てみてくださいね!

【独白】漫画家を目指す主婦を応援します!漫画家の夫が妻を応援する理由


最初は自分の好きなマンガの二次創作で同人作家として漫画を描き始めたんです。

その後、ぼく(ぴこつ)との共作でオリジナル漫画をイベントで発表します。

それをきっかけとしてお仕事の依頼メールが入るようになりました。

そこからのnikoは流れに身を任せるように漫画家を目指すことなります。
…と言っても、プロの漫画家としてやっていくには同人作家時代の技術だけでは当然モノ足りません。

担当編集者の元で1から本物のマンガの制作過程を学び、ついに漫画家としてデビューを果たしました。


その間も美容師の仕事は続けていて、主婦と美容師のかたわらで漫画家人生を歩むという生活が最近まで続いていました。


今思い返すと…

nikoが出産をしていなかったら二次創作の同人誌は描き始めていなかったかもしれないし、そうなると当然、漫画家にもなっていなかった


それもすごく面白いことですよね!

子供が中学生になって妻は専業漫画家になる



美容師をしながら漫画を描いてきた妻のnikoですが、育児のこともありどちらも片手間の仕事となっていたのは事実です。

一応、弁解しておくとどちらも「手を抜いていた」ということではありません。

単純にどちらの仕事にも人生を賭けるほどの時間を割くことができなくなっていたんですね。

さらに、美容師の仕事の方は労力に見合った報酬が得られていたとは言い難かった。
でも、お店は個人経営だし、お店の事情を考えればそうなるんだと思います。

でも妻の立場から見ると、それだけの技術と時間を捧げてたとしても得られる報酬が高校生のアルバイト程度だったとしたら、続けるというのは難しいかなと思います。


そんなこともあり、娘が中学生になる歳を見越して一年前から美容師の仕事を辞める決意を固めます。

お店の店長からは強く引き止められました(最後はぼくも駆り出されて説得を受けたw)。

それでも専業の漫画家になるという強い意志のもと、nikoは美容師として最後の一年間を耐え抜き、2021年の1月に専業漫画家となりました。


人の人生とは、本当に面白いなと思います。何回も言いますが「笑える」ということではないですよ?

簡単に書いた妻の半生ですが、実はそれ以外にも本当に色々たくさんあって、まさに波乱万丈です。

しかもそれがぼくの一番そばにいた妻であったということ

ぼく自身が平凡な人間なので、妻のおかげですごく刺激的な人生を送らせてもらっています。

それは自虐とかではなく、本当に色々と勉強させてもらったし、むしろラッキーだったと思っているんです。


たぶん、一般的なご家庭であればあり得ないようなこともたくさん経験させてもらいました。

妻はそんなこと思ってないだろうけど、ぼくは面白い人生になったなーと感じています。

とまぁ、そんなことは言っても問題に対処している時はやっぱり必死ですけどねw


でも振り返るとやっぱり自分の勉強にはなっているし、面白いんですよね。

子供が母親を見て漫画家を目指す



子供はやっぱり親の背中を見ているんだなと。

ぼくではなく妻だったw

ぼく自身もフリーランスとはいえ、客先の会社に常駐しているので娘からすると会社員とほぼ変わらないような生活をしています。

それにやっぱりnikoは漫画家で、やっていることもわかりやすい。
(成人マンガなのでそこはめちゃくちゃ気を付けてはいますw)

でも確か数年前までは『画家になる』と言っていたはずなんですよね。

絵を描くことはずっと前から好きで、油絵を習っていたので。


それが小学校6年生で「将来の夢」みたいな定番の宿題が出たときに「漫画家」と書いていて、夫婦でびっくりしてた記憶があります。


娘が大人になった時にはまったく別の夢を追いかけていることだって十分あると思っていますが、今の段階で「漫画家になりたい」と思っているといのがまた面白いなと。

でも、母親であるnikoがずっと漫画を描いている姿を見て漫画家になりたいと言ったのであれば、それはnikoが漫画家としてがんばってきた証拠なんだと思います。


その中では、〆切に追われて徹夜をする姿だって知っている。
それでも娘が漫画家を目指していると言うことは、nikoの姿にはやっぱり娘の胸に響く何かがきっとあるんだと思います。

妻も娘もめっちゃ面白い

ぼく自身には大した取り柄はありません。

これは自分が一番よく知っていることであり、むしろポンコツだと思っています。

でもね。

やっぱり漫画家として成功を目指す妻のnikoや、何に対しても意欲的に取り組む娘が一緒にいてくれるのは、ぼくにとってすごくありがたいことです。

ぼく自身は2人を応援することしかできていないけれど、それでもこんな面白い2人がそばにいて、そんな人生を見られていることも、面白い人生だなと思います。


ぼくたち家族は他のご家庭から見たら、さぞかし変な一家に映っていることでしょうw

だけど、ぼくはこの家族で常に変化して、いつも面白い存在でありたいなと思っています。


どこかで見切りをつけたり折り合いをつけたりして家庭を安定化させる。

そんな家庭が一般的なのは知っています。

むしろぼくもそうなっていたかったのかもしれない。

でも、不器用でポンコツなぼくにはそれができなかった。


だからこそ、ぼくたち家族は変化していなくちゃ生きていけない

面白くならなきゃ、人生を面白くできない。


ぼくは面白い妻と娘といっしょに最高の人生を目指します。


そんなヘンテコな家族にご興味がある方、ぼくたち一家を見守っていてくださいねw


ではまた!

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ぴこつ
ぴこつ
成人マンガ家の夫 兼マネージャー
成人マンガ家の夫による、妻のプロモーションブログ。マンガ家の生態をお届け。
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