【独白】漫画家を目指す主婦を応援します!漫画家の夫が妻を応援する理由
こんにちは
マンガ家nikoのパートナー、ぴこつです。
nikoは、ぼくの妻です。
ぼくと妻を知らない方はぜひ、プロフィールを読んでみてくださいね。
nikoとぼくの存在を知っておられる方は、今回はあまり新鮮味がない話題かもしれません。
でも、妻が漫画家であることを応援してきた理由を改めて考えて書いてみたので、ぜひ読んでみてください!
もう4年になるのかな?…すごいよniko先生!
漫画家を目指す主婦の時代はniko先生にもあった
漫画家の主婦として活動をしている妻のniko。
実は、最初は漫画家志望だったわけではありません。
まずは漫画家を目指すことになったきっかけをお話しますね。
漫画家を目指した時はすでに主婦。今は中学生の娘が2歳の時でお母さんでした
同人のイベントがきっかけ
nikoが最初に、
「漫画を描きたい」
とぼくに話してきた時は娘は2歳でした。
家事と育児をしている中でも自分の趣味を持ちたいとの思いでぼくに訴えてきたんだと思います。
ぼくは急な訴えで少し戸惑っていましたが、妻の人生に少しでも刺激がある方が楽しいだろうとの思いで賛成しました。
2011年。妻専用のパソコンと板タブを買い、nikoが漫画を描き始めます。
2013年頃から二次創作で小さな同人イベントに数回参加。
そして、
2016年1月。
ぼくとの共作でオリジナル漫画を描き上げ、東京で開催されたコミティアに参加したところがnikoの漫画家人生のターニングポイントなりました。
同人作家で作った名刺がきっかけ
オリジナル作品を描いた同人作家としてイベントに参加するにあたり、nikoは名刺を作っていきました。
nikoが参加したイベントでは最大の「コミティア」の会場で一般参加の方や業界関係者の方に配っていました。
すると、この名刺を見た関係者の方々からお仕事のオファーメールをいただけるようになったんです。
nikoはこの時のオリジナル作品を認めていただいたことが自信につながり、
商業漫画家としてのデビューを目指す主婦となりました。
漫画家の主婦になったniko先生
電子マンガのオファーの一つを受けて、担当編集者さんとやりとりしながら初めての商業漫画を作り上げていきます。
そして
2017年10月。
待望の商業誌デビューを果たします。
電子マンガなので、デビューはマンガが配信された時。
nikoは晴れてプロの漫画家となりました。
漫画を描き始めた時はまさかプロになるなんて思っていなかったけど、やっぱすごいな。
漫画家で美容師の主婦
言い忘れていたわけじゃないけれどniko先生、実は主婦であると当時に美容師をしていました。
娘がお腹の中に居る時は産休を取り、2歳になってからは保育園に入れて美容師の仕事に復帰していたんですね。
そんな中での漫画家デビューだったので当時は
- 主婦
- 美容師
- 漫画家
という“3足のわらじ”を履いたような生活をしていました。
とはいえ、
主婦で美容師をしていると、そこまで漫画家に時間を割くことは難しい。
なので、できる範囲での漫画執筆作業という形で漫画家のお仕事を続けていくことになりました。
漫画家で美容師でお母さんの主婦
漫画家で美容師で主婦。
また、主婦でもあり子供のお母さんでもあります。
子育てをしながらの漫画執筆でしたが、もともと土日は美容師の仕事をしていました。
その土日は夫であるぼくが子供と一緒に過ごしていたので、漫画家になった後も子供の面倒は二人で協力しながら見ていました。
まだまだ本格的に漫画家としてバリバリにやっていける感じではなかったので、子供が小さい内は比較的ゆるい日程でお仕事をさせてもらっていたと思います。
子供が大きくなるにつれて漫画家としても美容師としても仕事量も増やしていったniko。
2020年に世界が新型コロナウイルスに見舞われてから美容師の仕事は必然的に激減しました。
反対に、漫画家としての仕事を徐々に増やしていった2021年1月。
niko先生は専業漫画家になりました。
この記事を描いている年です。
ここに至るまでにはniko自身やぼくも様々な問題を抱え、二人でなんとか解決しながら生きてきました。
でも、nikoが専業の漫画家になったというのは不思議でもありますが、必然だったような気がしています。
漫画家を目指す主婦を応援してきた夫
妻のniko先生は今、成人マンガを描いています。
正直に白状しますが・・・
ぼくは成人マンガの良さをよくわかっていません。
ではなぜ、ずっと変わらずぼくがnikoを応援し続けているかをお伝えします。
何度見ても成人マンガはよくわからない…でもぼくはnikoを応援し続けています
やりたいことを見つけた妻を応援したかった
「マンガを描きたい」
と言って漫画を描き始めた時から、そんな妻を応援してきた思いは変わっていません。
「何か自分の人生で違うことをしたい」
とか
「自分が好きなことをやりたい」
という思いをぼくにぶつけてきたnikoの気持ちはうれしかったし、何かやりたいことが見つかった妻が羨ましくもありました。
でも、本当に一生懸命にマンガを描いているnikoを見て、ずっと応援し続けようと思いました。
主婦とは別の生きがいも持ってほしかった
漫画を描き始めた時は美容師の仕事もしていましたが、職場の雰囲気やniko自身への振る舞いについても何か違和感を感じていた時期でもありました。
そんな時に主婦で漫画家を目指していったnikoなので、
何も行動を起こせないまま彼女の人生が終わって欲しくない
との気持ちもぼくにはありました。
漫画家を目指していた当初の状況とは変わって、今は漫画家を専業としています。
でも娘はまだ中学一年生だし、やっぱり主婦であることは変わっていません。
ぼくも料理以外でできる家事は一緒にやるようにしていますが娘はnikoと同性の女子とあって、育児の負担は必然的にnikoの方が重くなっていると思うんです。
それでも彼女は「やりたいこと」だった漫画を描き続けていて、本当にすごいと思います。
ただのやりたいことだったことから「生きがい」になった漫画家のnikoを、これからも応援していきます。
まとめ
漫画家の主婦として生きている妻のnikoを応援する最大の理由をお話しします。
ひとことで言うのであれば、
『マンガを描いている妻の姿が好きだから』
これに尽きます。
どういうジャンルのマンガを描いていようと、ぼくにとっては大した問題ではないことに最近気がつきました。
確かにぼくは成人マンガのことをよく知らないし、良さだってイマイチよくわからない。
だけど、一生懸命に描いている妻のnikoは本当に素敵だなと思っています。
そこは人として尊敬できるし、やっぱり好きなことをして仕事にできているというのは素晴らしいことだなと思うんです。
ぼくは、漫画家を目指している主婦の方を応援しています。
それはやっぱり、nikoと同じように何かで自分を表現したいと行動している人だからだと思います。
人生において生活だけでなく、自己表現をして生きている人って素晴らしいと思います。
漫画だけに限らず、どんな形においても表現をするクリエイターをこれからも応援していきます!
ではまた!