マンガの作り方

キャラを立たせる3つの方法

ぼくのパートナーのnikoはマンガ家をしています。

プロのマンガ家になると、編集さんからそれまでに聞いたことのなかったような目からウロコのような的確なアドバイスをいただけます。

そんな中でも必ずと言っていいほど出てくるのが、

キャラを立たせる

というワード。
プロットの段階からでも口酸っぱくするほどに言われることもあると思います。
それほどまでに大事な「キャラを立たせる」という行為。

なんとなく言葉のニュアンスから、わかるような気もしますが、やっぱりちょっと漠然としているというか、想像が難しいですよね。

申し遅れました。果たしてぼくのキャラは立っているのか不安でしょうがない、ぴこつです。

ただこの言葉の意味を説明されても実践はできないので、ぼくが考えるキャラの立たせる方法をご紹介します。
この記事を読んでみると、意外と簡単だったりするので、どうか気軽に読んでみてくださいね。

1.実在する人物をトレースする

あなたの周りには、個性的な魅力を持った方はいらっしゃいませんか?
なんとなく、ふと思い出してしまうような方っていると思うんです。

  • 話し方に特徴がある
  • 頭に残る口グセを持っている
  • 特徴的な動作のクセを持っている

家族や友人といった方はもちろん、もし近い範囲にいなかったとしても、街で見かけた人とか、お気に入りのカフェにいて思わず目を引いてしまうような人、コンビニの店員さん。

いろんなところに、印象的な仕草や口調の方が必ずいると思います。

今、キャラを立たせることに悩んでいる方は、
自分の想像で作り上げなければいけないと思い詰めてしまってはいませんか?

実際には、仮に100%自分の想像で作り上げたと思ったキャラでも、記憶の片隅に残っていたある人物である可能性が高いです。

なので、この記憶の中にいる人を想像し、この人の口癖やしぐさを使ってあなたのマンガのキャラを作り上げてみてください。
セリフをいきなり考えるのはもしかしたら難しいかもしれないので、

例えば

印象的な口グセなら、

話す前にかなりの確率で「〇〇」と言う。

例)「逆に〜」「要するに〜」「ワンチャン〜

印象的なしぐさなら、

・話す時に必ずといっていいほど◯◯をする。

例)「鼻を人差し指で触る」「前髪をダイナミックにかき上げる」「アゴを高速でさする

などです。

どうですか?きっと注意してみてみると、特徴的な人って必ずいると思うんです。
そういう人の口グセやしぐさを目にした時、耳にした時にすぐにメモアプリに書き残しすようにしてみてください。

きっとあなたのマンガのキャラを立たせる時の役に立つはずです。

2.小説のキャラをトレースする

モデルとなりそうな実在の人物が見つからない場合、小説の登場人物をモデルにするというのはいかがでしょうか?
小説がお好きな方であれば、自分のお気に入りの小説の登場人物はすんなりとイメージできると思います。

小説って、当たり前ですが基本的には文字だけですよね。

文字しかない中で読み進めようと思ったら、登場人物は頭の中でイメージするしかありません。
というか、読み進めていける小説は自然とイメージしているはずなんです。

だとするとむしろ、もしかしたら赤の他人の実在する人物よりも鮮明にイメージできているかもしれませんね。
そのイメージする人物を自分のマンガのキャラとして登場させてしまうというのも全然アリだと思います。

あなたの頭の中にイメージできるキャラであれば、きっとそのキャラは立っています。

ただし、お節介だとは思いますが、実際の小説で書かれているセリフをそのまま使うのはダメですよ。

あくまで自分の頭の中に存在するキャラが言うであろうセリフを使ってくださいね。

大丈夫、あなたのお気に入りの小説のキャラであれば、きっとあなたの頭の中で素敵なセリフを言ってくれていると思います。

3.既存のマンガのキャラをトレースする

さぁお待たせしました。引っ張ってごめんなさい。
マンガ家のあなたには、実はこの方法が一番しっくりくるかもしれません。

なにを隠そう、ぼくがnikoのマンガでキャラ設定のお手伝いをする時にも使う方法がこれです。
同人誌の二次創作ならば特にそうです。

お気に入りのマンガって、ありますよね?
このブログに到達した方であれば99.3%はお気に入りのマンガがあるはずです。

まず最初に使えそうなのは、特徴的な語尾です。

例)「〜だってばよ」「〜アル」「〜でさぁ」
※参考キャラはご想像にお任せしますw

この例では、必ずと言っていいほどセリフの語尾についてきます。
この語尾にクセを付けるというのはめちゃくちゃ効果的で、
読者がキャラを覚え安くしているのと同時に、
マンガ家自身にとっても、キャラ設定をブレさせないという効果を持っています。

セリフの語尾にクセを付けてキャラを立たせることができれば、きっとそのキャラはあなたの頭の中でイメージが固まってくるはずです。

ですが、これもやっぱり既存のマンガからそのまま使うというのではなく、少し変化を加えるなどして使ってくださいね。
自分で生むキャラなので、全く新しい語尾を作ってしまうというのも素敵だと思います。

もう一つ、既存のマンガのキャラを使った、ぼくの個人的なキャラの立たせ方です。

お気に入りのキャラを頭の中に登場させ、そのキャラが「発するであろうセリフ」を想像する

二次創作の時は特にそうで、あるキャラ同士の会話のセリフを書く時には、実際に自分の頭の中にそのキャラを想像し、会話させます。

そうすると、

  • このキャラならきっとこう言うだろうな
  • このキャラにこう言われたらこう返すだろうな
  • その後にはこういう関係性が出来上がるだろうな

と言った感じで、勝手に動き出すんです。

余談ですが、ぼくって、むちゃくちゃ記憶力が弱いんです。

マンガが好きな方であれば、マンガのお気に入りのキャラのお気に入りのセリフってありますよね?

ぼく、一切覚えてません

だけどね、頭の中にそのキャラを登場させることはできるんです。
「どんなキャラだったか」というイメージはできていて、覚えているセリフはないけど、
どんなことを言うか?・・・というのは割と簡単に出てきてくれます。

もしかしたら記憶力が乏しい分、そのキャラを勝手な想像で生み出してしまっているのかもしれません。

というわけで

最後の提案が自分に一番合っているので力が入ってしまったわけですが、キャラを立たせる方法はマンガ家によっても全然変わってくると思います。

でも、キャラの立たせ方で悩んでしまっている方は、ぜひこういった考え方があるよ!っていう感じで参考にしてもらえるとうれしいです。

自分の力でキャラを立たせて個性的なキャラが生まれたら、ぜひぼくにも教えてくださいね!

あなたの素敵な作品、待っています。